本パッケージの詳細は 6.44.2.「Gettext の構成」を参照してください。
Gettext パッケージは国際化を行うユーティリティを提供します。 各種プログラムに対して NLS (Native Language Support) を含めてコンパイルすることができます。 つまり各言語による出力メッセージが得られることになります。
ここで構築している一時的なツールに際して、Gettext パッケージからは1つのバイナリをビルドしてインストールするだけで十分です。
本パッケージと Glibc-2.16.0 との互換性がないため、これを修正します。
sed -i -e '/gets is a/d' gettext-*/*/stdio.in.h
Gettext をコンパイルするための準備をします。
cd gettext-tools EMACS="no" ./configure --prefix=/tools --disable-shared
configure オプションの意味:
EMACS="no"
特定のホストにて configure スクリプトが Emacs Lisp ファイルを見出せずにハングすることがあるため、これを回避します。
--disable-shared
Gettext の共有ライブラリはこの時点では必要でないため、それらをビルドしないようにします。
パッケージをコンパイルします。
make -C gnulib-lib make -C src msgfmt
1つのバイナリしかコンパイルしなかったため、その他のライブラリをコンパイルしない限り、テストスイートを成功させることはできません。 したがってテストスイートをこの段階で実行することはお勧めしません。
msgfmt プログラムをインストールします。
cp -v src/msgfmt /tools/bin
本パッケージの詳細は 6.44.2.「Gettext の構成」を参照してください。