Flex パッケージは、字句パターンを認識するプログラムを生成するユーティリティを提供します。
まずは縮退テスト (regression test) に関しての修正を行います。
patch -Np1 -i ../flex-2.5.37-bison-2.6.1-1.patch
Flex をコンパイルするための準備をします。
./configure --prefix=/usr --mandir=/usr/share/man --infodir=/usr/share/info
パッケージをコンパイルします。
make
コンパイル結果をテストするために以下を実行します。(約 0.5 SBU)
make -k check
最新の bison との互換性がないことから、失敗するテストが二つあります。
パッケージをインストールします。
make install
他のパッケージの中には lex
ライブラリが /usr/lib
ディレクトリにあるものとして動作しています。
これに対応するためシンボリックリンクを作成します。
ln -sv libfl.a /usr/lib/libl.a
プログラムの中には flex
コマンドが用いられず、その前身である lex コマンドを実行しようとするものがあります。
そういったプログラムへ対応するために lex
という名のラッパースクリプトを生成します。 このスクリプトは lex
のエミュレーションモードとして flex
を実行します。
cat > /usr/bin/lex << "EOF"
#!/bin/sh
# Begin /usr/bin/lex
exec /usr/bin/flex -l "$@"
# End /usr/bin/lex
EOF
chmod -v 755 /usr/bin/lex
必要ならドキュメントファイル flex.pdf
をインストールします。
mkdir -v /usr/share/doc/flex-2.5.37 cp -v doc/flex.pdf /usr/share/doc/flex-2.5.37