この章では、設定ファイルやブートスクリプトについて説明します。 まずはネットワークの設定に必要となる全般的な設定ファイルについて説明します。
次にデバイス設定を適切に行う方法について説明します。
その次の節では、ブートプロセスにて必要となる LFS システムのスクリプトについて、そのインストールや設定方法を示します。 スクリプトのほとんどは修正する必要がありませんが、一部に追加修正を要するものもあります。 それはハードウェアに依存する情報を取り扱うためです。
System V系のスクリプトが広く用いられていて比較的単純であることから、本書でもこれを利用します。 これとは別の方法として BSD 系の初期化スクリプトがあり //www.linuxfromscratch.org/hints/downloads/files/bsd-init.txt にて説明されています。 また LFS メーリングリストで「depinit」、「upstart」、「systemd」という語を検索してみれば、さらに別の方法が示されていますので確認してください。
初期化スクリプトに関して別の方法をとるのであれば、本章は読み飛ばしてください。
ブートスクリプトの一覧は 付録 D に示しています。
最後に、ユーザーログが出力される際に利用されるスクリプトや設定ファイルについて概略を示します。